”流れる星のように駆け抜けるバイク集団”

こっ恥ずかしい冒頭の説明は最後に。サーバ移転の顛末を改めて御説明します。10月1日(水)突然旧サーバでのホームページ表示がなされなくなりました。原因はサーバを運営していた@Niftyが長年維持してきた”ホームページ無料プラン”を停止した為。
「RYUBE大阪」の前身、「ひまわり組大阪支部」が設立された2003年は、インターネットが一般人に広がり始めた創成期。”眺めていた時代”から、個人が趣味のコンテンツを”発信する時代”へ。独創的で面白い個人管理ホームページが活況で熱くて楽しい時間でした。たった二人で立ち上げたこのツーリングクラブが、これだけ沢山の方とのご縁を頂けたのも、この時代の爆発的なエネルギーがあったからこそ。
”Yahoo!Japan”の旧検索アルゴリズム時代には何と、「RYUBE大阪」が”ツーリングクラブ””大阪”の検索1位を継続していた時代もありました。ツーリングの企画を打てば、毎回新規問合せが届く時代。参加台数が30台近くなった時にはさすがに好き勝手に走るツーリングポリシーも難しくなったり・・・。
そんな時代もSNS全盛期とともに一変。同じ嗜好の仲間を募る選択肢が増えて、どこかの旗に頼る必要が無くなります。「RYUBE大阪」への問合せも2010年代を最後にあっという間に途絶えました。
クラブもメンバーも等しく歳を取ります。「RYUBE大阪」のポリシーとして、一度メンバーになって頂いた方は「やめたい」と言われない限りはいつまでもメンバー。ガレージから退出頂く事はありません。メンバーを維持してもメリットもデメリットも無い事が幸いしてか、ありがたい事に設立以来誰も退会されずに今も20台のガレージがあります。実際のところは・・・定年退職して田舎に戻ったメンバー、人馬どちらかの不調でバイクを降りたメンバー、鬼籍に入られたメンバーもいます。毎週末誰かがどこかを走っていた時代は随分昔に過ぎました。
そんな中でのサーバサービス停止。連絡手段としてグループLineがあるので特段影響はありません。個々でSNSを持っているメンバーも多く、その辺りの事情は周知のようで「このご時勢、仕方無いよね」というのが大方の反応でした。今年に入って主要メンバー何名かが大型バイクを降りる選択、今「富士山ツーリング」のようなイケイケ企画はとても出来そうにない。クラブとしての活動は確実に縮小傾向です。現状維持さえ難しいクラブ、ホームページを維持する意義はあるのか?
その選択肢の前に、そもそも有志/個人運営ホームページが、これからも趣味の延長線上で維持する事は出来るのか?現況把握して諸々調べた結果判ったのは・・・「選択肢はある」という事。そして「お手軽では無い”ホームページ”だからこそ環境変化に対抗出来る事もある」という意外な結論でした。
老舗プロバイダーの無料ホームページサービスが終了となって「ホームページ文化」の危機が提議されています。でもよくよく考えてみたら・・・。企業/店舗の商用ホームページは、今も主要情報(概要/メニュー/価格/アクセス等々)発信の主流。そうしたマーケットに向けたレンタルサーバは今も普通にサービス提供されています。それらのサービスラインアップの中に、ボトムアップの為に機能を絞った”特売”プランが用意されていたりします。
例えば今ホームページを作成するのはフリーソフトの”Wordpress”が主流のようですが、特売プランはそれに非対応だったりします。でもそもそも絶滅危惧種の個人運営ホームページは最新ブラウザソフトなど導入していなくて、昔ながらの”ホームページビルダー”等を使ってチマチマと維持しているケースが大半かと。純粋にレンタルサーバを借りるのであれば特売プランの制約はあまり影響しない。サービスの主仕様であるサーバ容量や暗号化(https)等は一世代前よりも条件が良くて安価なものが幾つもあります。
ホームページを維持する目途は立ちました。残るは「現状維持さえ難しいクラブで、ホームページを維持する意義はあるのか?」という命題。これも実はサーバ移転作業をしていく中で見えてきた事があります。「RYUBE大阪」にはグループLineがあります。が・・・。グループLineに書き込むのと、ホームページに告知するので、実は微妙に違ったレスポンスがある事にはだいぶ前から気がついていました。グループLineにはレスポンスが無い方でも、何年か振りに問合せがあって一緒に走ったり、メンバー外の方がチェックを入れてくれていたり。ホームページを維持する事で、時間や距離を越えて御一緒する機会を時々得ているのです。
それを改めて感じたのが新サーバでの”アクセス解析”でした。ホームページ立ち上げ当初は”無料アクセス解析”なるものがあったのですが、程なくサービス終了。元々広く参加者を募るスタイルでは無かったので放置していたのですが、新サーバには御丁寧にもサービスの一環で無償提供されていたので久しぶりに導入してみました。
すると旧サイトが凍結されているにも係わらず、手間を掛けて辿り着いてくれている人がいました。個々の詳細までは判りませんが、「RYUBE大阪」への”積極的関与”が無くても”消極的関心”を持ってくれている人が継続的に幾人かでもいるのであれば、それだけでホームページを維持するには充分な動機です。
もうひとつ”アクセス解析”で判った事があります。訪問ページに過去ツーリングのレポートページが多い。ツーリングレポートは”活動アーカイブ”として残してきましたが、最近は類似ルートを走る際のプランニングに参照したりしています。ツーリングクラブでの同じ場所/時間を過ごした足跡が新しい旅の道標になる事もあるようです。
そんな感じで10数年振りにアクセス解析に触れてみて懐かしくなり、久しぶりにGoogleで「RYUBE大阪」を検索してみました。今はAI回答が最上位にくる設定のようです。そこに書かれている事を読んでみると・・・んん!?
「RYUBE」という名前の由来については、クラブのホームページで以下のように説明されています
・RYUは「流星(流れ星)」
・BEは「バイク」
この組み合わせで「流れる星のように駆け抜けるバイク集団」という意味が込められているそうです。
??すみませんAIさん。ホームページのどこにも、名前の由来でこんな説明は記載されていませんよ・・・。”AIは不正確な情報を表示することがある”という注釈はマジみたいです。笑ってしまった後に、改めてこのフェイク文章を読み直してみました・・・意外と良い事が書かれている。「流星」であれば種類、明るさ、流れる(≒走る)タイミングは千差万別。これって実は「RYUBE大阪」のスタイルを象徴していないか!?
速く走りたい人も、ゆっくり走りたい人も。二輪でも四輪でもそれ以外でも。昔乗っていた方も現役の方も。こんなマイナーなツーリングクラブのホームページを観に来てくれる人は、いつかどこかではきっと「流れる星のように駆け抜けるライダー」のはず。そうしたライダーが緩く繋がっている。・・・フェイク情報が、新しい付加価値を添付する事もあるんだな。
サーバを引越して「RYUBE大阪」ホームページを維持する事になりました。このホームページを観て下さっている皆様、引き続きどうぞ宜敷くお願いします。そして・・・ツーリングクラブとしての本分も忘れず、頻度は減ってもリアルで集う機会は今後もあると思われます。気が向いた時にでも、お気軽に御一緒頂けると嬉しいです。
(管理人:ミミオ)